設立経緯

端的に言えば、

「自分の表現の場」

だ。

 

表現をする際にうまれる、

ちょっとしてテンションと心地良さを知った。

それを、もっともっと感じたい。

 

幼いころから、

自分の感情を出さない子だった。

ポーカーフェイスと言われ続けてきた。

 

家では長女として、

学校では優等生として、

振る舞うことが身についていた。

 

中高と女子校、

大学でも部員の少ないマイナースポーツの部活一色の生活、

自分を表現しなくても、すべてがうまく回ってきた。

 

転機は大学3年の夏。

まったく価値観の合わない人間と、

2週間同じ屋根の下で過ごさなければいけなくなった。

過酷な自然環境の中で、かっこつけてなんかいられなかった。

はじめて、人に対して怒った。対立した。

意外と、嫌われないモノだと思った。

 

すぐには改善できなかった。

留学先では、自分をオープンにすることが、あまりできなかった。

 

帰国後、就職活動を進める中で改めて感じた。

結局、人のためじゃなくて自分のために生きているんだと。

 

優等生もポーカーフェイスも、

周りが求めていると思ったことへの自分なりの回答だった。

初めての彼氏と別れてから、自分は恋愛とは縁のない強い女性なんだと

思い込んでいた。

 

「誰もあなたのこと強いなんて思ってないよ。」

 

と、信頼できる友人に言われた。

そうなのか、と驚いた。(照)

 

素直に生きよう。

私が表現することで、

救われる人がいるかもしれない。

 

自分の心を、

言葉を、感情を、

つぶさに、きちんと、

出していこう。

 

だから、わたしは、言葉をつむぐ。