メモ
【食】todays lunch
貨幣ということ
【コラム】ジリアン·テットさん
Explore the Design 関野吉晴さん
Explore the Design第5回に行ってきました。
講師は関野吉晴さん。グレートジャーニーでおなじみの探検家であり医師であり、
そして武蔵野美術大学で文化人類学を専門とする教授でもあります。
私はムサビ生ではありませんが、ちょっとしたつながりで関野さんと出会っていて、
かつ最近今まで以上に人類学やデザインに興味を持っているところだったので、
これは行くしかないということで足を運んでみました
印象に残った、言葉、考えを簡単に羅列
・進化と進歩は違う
・人間は20万年前から進化していない、変異しているだけ
・弱いものが追い出されて移動していった
・つまり本来のグレートジャーニーは移民
・つまり人類がアフリカを出たのは人間が弱かったから
・人間は肉食動物に食われていた。それゆえ進化した
・ネアンデルタール人との混血がある
・ネアンデルタール人よりホモサピエンスは弱かったけど、だからこそ工夫して生き残った
・弱さを乗り越えたものが生き残る。私たちはその生き残り。
2000代前、60億年前にはみんな一緒だったんだから肌の色とかなんだとかで偏見したり追い出したりしても仕方ない。さらっと言いのける関野さん。
自分も理屈では理解していても、「60億年前は〜」ってリアルな感覚として意識できたことはなかった。
実際に、探検家として、医師として人類を見つめてきた関野さんがおっしゃる言葉には、不思議な重みと深みがあった。
タイトルのExplore the Designからわかるようにと、本テーマはデザインですが、
人類学的なまた医学的な視点からのエピソードとご経験があまりに豊富で、デザインの話は時間がなくなってしまうという笑
けど最後の方に少しお話されていたのは、絶滅の危険にさらされた時に生物はデザインをしてきたということ。
地球上の生物にとって初めて絶滅の危機が訪れた時、生物たちは、
エビやカニの祖先のように殻などを持った外骨格生物と、内側に脊髄などを持たない骨格生物というふうに体をデザインして適応したらしい。
結果的に外骨格生物は体が大きくなれない。内骨格生物がその後も進化を続けていったらしい。
その後の交流会でも素敵な出会いがあった
デザイン哲学というものの存在を知り、どうやら私はそれにドンピシャに興味があるらしい
けれど、感想を並べてみると自分は人類学的な方に偏ってるのかな。
自分が貢献するために、自分の強みを作る。それをどこにするか。
多分、哲学、人類学、はたまた教育、心理学
どれと言い切れるほどではまだないけれど、
自分が目指したい世界は自然と人が共生する社会。それの科学的アプローチ。
それかもしれない。
思うところがありすぎて、思ってたよりとても長くなってしまった!
それだけ、印象的で共感できて興奮したイベントだったということ。
外気は冷たいけれど、心はなんだかあたたかです。